Monthly Health Report (2016.9)

今月のことば

口臭

自分ではわからないだけに、臭っているのではないかと不安になる口臭。人と話すとき、電車の中で、エレベーターの中でなど、自分の口臭が気になって思わず小声で話したり、無口になったり、息をひそめたり。誰もが少なからず持っている口臭の悩み、どう解消すればよいのでしょうか。

口臭の不安を解消するためには、臭っていないかどうかを客観的に知ることと、臭っている場合の原因を正しく解明することです。この2つを踏まえたうえで自分に合ったケアを施せば、大半は改善できると専門家は説明します。

自分の口臭がどの程度臭っているのかを知りたければ、医療機関(口腔外科、耳鼻咽喉科など)を受診するとよいでしょう。専用の装置を使えば、簡単に調べることができます。あるいは、思い切って家族や同僚など周囲の人に、臭っていないか尋ねてみるのも1つの方法です。

口臭の9割以上は、口の中にいる細菌が原因です。細菌は唾液やはがれた粘膜、食べかすに含まれるたんぱく質を分解し、口臭物質(揮発性硫黄化合物)を作り出します。

主な口臭物質は、膿栓と舌苔。膿栓は、喉の奥にある口蓋扁桃のくぼみに、食べかすや細菌が固まってできたもの。悪臭を発することから「臭い玉」とも呼ばれています。舌苔は、舌の絨毛状部分に、はがれた粘膜や細菌が固まって付着したもの。舌の表面が白くなります。

口臭対策のポイントは、菌を上手く制御すること。まずは、毎食後の歯磨きとうがいは欠かさずに。殺菌作用のある洗口液も有効です。膿栓は、毎日のうがいで予防することができるほか、耳鼻咽喉科で吸引・洗浄してもらえます。舌苔は、舌ブラシや舌スクレーパーなどの専用器具を使って除去することができます。使用の際は、歯科医の指導を受けるとよいでしょう。