Monthly Health Report (2017.2)

健康プラス

首の痛み、手足のしびれを伴うなら要注意

上を向いたとき、頭を横に傾けたとき、首に痛みを感じたりしませんか? 首の痛みに手足のしびれが伴うのなら要注意。思わぬ病気が潜んでいるかもしれません。長時間のデスクワークや重い荷物を持っての外出など、首への負担は思っている以上にかかっているもの。手足のしびれを伴う首の痛みは、大事にいたる前に早めに対処することが大切です。

頸椎の病気が潜んでいるかも

痛みの原因は筋肉疲労によるものがほとんどで、多くの場合は1~2週間程度で改善します。一方、首の痛みに加え、手足にしびれがあるようなら、頸椎(けいつい)の病気が潜んでいる可能性があります。その代表的なものが、頸椎椎間板ヘルニア、後縦靱帯骨化症、頚椎症。

頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎の間にある椎間板(ついかんばん)というクッションのような役割を果たしている軟骨が壊れて、脊髄(せきずい)や神経根を圧迫することで痛みが生ずるもの。40~50代に多くみられます。

後縦靱帯骨化症(こうじゅうじんたいこっかしょう)は、頸椎と頸椎をつなぐ靱帯の一部が硬い骨になり、脊髄などを圧迫して痛みが起こるというもの。30代から進行し始め、50歳を過ぎると現れやすくなります。

頚椎症は、主に首の骨が加齢で変形し、神経を圧迫して起こります。60歳を過ぎると症状を訴える患者が増えてきます。

保存療法で改善

頸椎椎間板ヘルニアなどの病気によるもので、重症の場合は手術の必要もありますが、軽症なら、首に負担をかけない姿勢をとる。軽い運動をして首周りの筋肉をほぐす。首を温めて血行を促進するなど、生活改善による保存療法が有効です。とくに原因の分からない痛みには、生活改善が欠かせません。

まずは、普段から首に負担をかけないようにすること。上を向くとき、首の骨の間が狭くなって神経を圧迫してしまいます。上を向くときは、長時間の動作は避けましょう。肩掛けカバンは左右交互に掛け替えるなど、首への負担を減らし、リュックやキャリーバッグなどを上手に使うのもよいでしょう。

同じ姿勢でいることも、首に負担をかけ、痛みの原因となります。スマートフォンや携帯型のゲーム機器、長時間パソコンを使用するときは要注意です。ときどき、首や肩を回して固まった筋肉をほぐすのも効果的です。