Monthly Health Report (2019.9)

今月のことば

副腎疲労

朝、起きるのがつらい。体が重くてだるい。休んでいるはずなのに、疲れがなかなか抜けない。そんなときは、副腎が弱っている「副腎疲労」が原因かもしれません。

副腎は生命維持に必要なホルモンを分泌する臓器で、左右の腎臓の上部に1つずつあります。副腎は50種類以上のホルモンを分泌しており、その中でも心身のストレスを緩和する、コルチゾールの生成を担っています。

コルチゾールは、ストレスを受けたときに分泌が増えることから「ストレスホルモン」とも呼ばれ、精神的なストレスを和らげてくれます。さらに、血糖、血圧、免疫機能、神経作用を調整し、一日の生活リズムを整える役割も担っています。

ところが、ストレス過多が続くと副腎はコルチゾールを過剰に分泌し始め、そのうちに副腎そのものが疲弊してしまいます。すると、コルチゾールの分泌が減少してストレスによるダメージを緩和できなくなり、心身にさまざまな不調となって現れます。できるだけストレスをためない工夫をしましょう。

弱った副腎をケアし、機能を回復させるには、規則正しい生活を心がけ、自律神経の乱れを整えることです。コルチゾールの分泌は深夜から早朝にかけてピークを迎え、夜に向かって減っていきます。夜更かしすると深夜になっても交感神経が高ぶったまま熟睡できず、コルチゾールが過剰に分泌され続けるため、副腎疲労の原因となります。早寝の習慣と質の良い睡眠をとることが大切です。

体の酸化は免疫力を下げ、コルチゾールを過剰に分泌させることにつながります。体を酸化させやすい加工食品や食品添加物は控え、抗酸化作用のある緑黄色野菜を積極的に摂るようにしましょう。