Monthly Health Report (2021.4)

今月のことば

ストレートネック

スマホやパソコンの画面を見る機会が多い、現代人。慢性的な肩こり・頭痛は「ストレートネック」の症状かもしれません。

ストレートネックとは、本来ゆるやかなS字カーブを描いている脛骨(首の骨)が、不自然にまっすぐな状態で固まってしまった状態のこと。体重の約10%を占める「頭」の重さを支えられず、首・背中・腰に大きな負荷がかかり、慢性的なコリや痛みを感じやすくなります。また頭部への血流が妨げられるため、頭痛、吐き気、眼精疲労、めまい、冷え、イライラといった不調を招きやすくなります。重症化すれば腕のしびれや椎間板ヘルニアなどを引き起こす可能性もある、意外と怖い状態です。

ストレートネックの主な原因は、スマホやパソコンの画面を見る際に「あご」が突き出た猫背の姿勢になってしまうことにあります。スマホを長時間使う人、デスクワークを行う人はストレートネックになりやすく、とくに在宅勤務などで「ノートパソコンを使う時間が増えた」という人は急激に悪化していく可能性があるため、注意したいところです。

ストレートネックの予防・改善には、タオルを使った簡単なストレッチが有効です。(1)フェイスタオルを用意し、後頭部(頭蓋骨と首の骨の境目辺り)にタオルの中心が当たるように持ちます。(2)タオルを斜め上に引き上げながら、頭の重みを利用して、頭をゆっくり後ろに倒します。(3)呼吸を止めないように意識しながら10秒キープし、頭をゆっくり戻します。(1)~(3)を1セットとし、1日数回、気がついたときに行いましょう。

また、うつむいた姿勢を避けることも大切です。スマホやパソコンはできるだけ目の高さになるよう調整し、長時間作業をする際は30分~1時間に1回休憩しましょう。ノートパソコンはどうしても前かがみになりやすいため、キーボードを別に用意し、モニターアームで画面の高さに調整するのがおすすめです。