Monthly Health Report (2021.05)

今知りたい 季節の健康コラム

五月病

新年度に入って1か月、緊張がほどけ始めると同時に溜まった疲れが出やすいのが5月です。この時期とくに気をつけたいのが「五月病」と呼ばれる心身の不調。なんとなくやる気が出ない、朝起きられない、憂うつだ……といった五月病の症状に悩まされる人は、若者から中高年まであらゆる年齢層に増えています。

五月病の原因は、精神的なストレスです。春は変化の大きい季節であり、新社会人はもちろんですが、彼らに接する先輩社員やその家族、人事異動や転職で環境が変わった人々など、さまざまな立場の人が自分で思う以上に「変化によるストレス」を受けています。そのストレスが知らないうちに蓄積されれば、メンタルの不調を招きます。とくに連休明けは自律神経のバランスが崩れやすく、今まで普通にできたことでも億劫に感じたり、頭痛や不眠といった体調不良を経験したりする人が多くなります。

この状態のまま無理に頑張りすぎてしまうと「うつ病」につながるケースもあり、注意が必要です。「朝、布団から出るのがつらい」「食欲が湧かない」「眠れない」「いつもなんとなく体調が悪い」「マイナス思考になりがち」「イライラすることが増えた」……こうした症状に心当たりがあれば、早めに自分をケアしてあげましょう。

五月病を予防・改善するには、こまめなストレス解消を心がけるのが一番です。疲れを感じたら休むことを優先し、悩みごとはあまり抱え込まず誰かに聞いてもらいましょう。軽く体を動かして気分をリフレッシュしたり、趣味に打ち込む時間を作って気分転換したりするのもおすすめです。

とくに気をつけたいのは、真面目な人や几帳面な人、自己主張が苦手な人、責任感が強く完璧主義な人、など。適度に息抜きをしながら、自分にとって快適な環境づくりを工夫しましょう。