Monthly Health Report (2021.05)

あの日あのとき… なつかしの流行語

ナウい

流行語は、時代を映す鏡のような存在と言えます。たとえば昭和生まれにとってはおなじみの「ナウい」は、「現代風で好ましいこと」を意味する言葉として1970~80年代に流行しました。語源は英語のnow(=今)で、登場した当初は「ナウなヤング」など活用動詞の形で使われていたものが「ナウい」と形容詞化されることで一気に世間に浸透し、1979年頃に一大ブームを巻き起こしたのです。

時代はバブル景気に向かう経済成長の只中、「竹の子族」と呼ばれる若者たちが登場し、ファッション界では「ニュートラ」「ハマトラ」「プレッピー」などが大流行。テレビでは『8時だよ!全員集合』『オレたちひょうきん族』といった番組が人気を博していました。

流行語としての「ナウい」の寿命は意外と短く、2~3年ほどでブームは沈静。しかしその後も懐かしの流行語として愛されています。ちなみに「ナウい」の対義語にあたる「ダサい」も同時期に登場した流行り言葉ですが、こちらは「垢抜けないこと」を表す日本語として現在も使われています。