Monthly Health Report (2021.06)

今知りたい 季節の健康コラム

梅雨バテ

なんとなく体がだるい。頭が痛い、重い……。6月にそんな症状が現れたなら、それは「梅雨バテ」かもしれません。

梅雨バテとは、湿気がこもりやすい梅雨の時期に多い心身の不調のこと。夏バテ同様、「疲れがとれにくい感じ(慢性疲労)」や「体がだるい、重い(倦怠感)」といった症状のほか、頭痛、イライラ、食欲不振、不眠、関節の痛みや動かしにくさ、立ちくらみやめまい、といった症状も現れやすくなります。

梅雨バテの原因は主に3つです。1つ目は「湿気」。人間は汗をかくことで体温を調節しますが、湿度の高い梅雨の時期は皮膚から汗が蒸発しにくく体内に熱がこもりやすくなります。熱が体内にこもると水分や血液の流れが悪くなり、むくみや頭痛を引き起こすのです。

2つ目の原因は「日照不足」。抑うつ症状を予防・改善するビタミンDは、太陽の光を浴びることで活発に分泌される成分です。梅雨の時期はこのビタミンDが生成されにくく、疲れやだるさ、イライラ感に悩まされやすくなります。

3つ目の原因は「自律神経の乱れ」です。自律神経は呼吸や睡眠をはじめとする生命維持機能をコントロールする役割を担っていますが、天候の急な変化、さらに気圧の変動により乱れやすい性質を持っています。ここに新生活で溜まった疲れやストレスが加わることで、自律神経のバランスが崩れてしまうケースが多いのです。

梅雨バテの予防・改善には、体内の水分の流れと血流をスムーズにすることが大切。こまめな水分・塩分補給を行い、キュウリやゴーヤ、海藻、豆類といった水分の循環を促す食べ物を積極的に摂りましょう。また、お風呂にゆっくり浸かること、ストレッチや有酸素運動で血流を促すこともオススメです。睡眠時間をしっかり確保し、オフの日にはリラックスして過ごす工夫をして、疲れを溜めない生活習慣を心がけていきましょう。