Monthly Health Report (2021.08)

ゆるやかメンタルヘルス術

頭がスッキリ冴えてくる
簡単デジタルデトックスのススメ

ゲームや動画、インターネット、SNS……何にでもすぐアクセスできて便利なスマホやタブレットですが、慢性的な疲労やストレスを招くリスクもあります。「最近ちょっと使いすぎかな」と感じているなら、気軽にできるデジタルデトックスを始めてみませんか?

デジタルデトックスとは

デジタルデトックスとは、一定の時間デジタルデバイスやインターネットから距離を置き、心身をリフレッシュさせる取り組みのことです。デジタルライフに付随する肉体的・精神的なストレスを軽減するのに役立ちます。また、現実世界とデジタル上のコミュニティにおける自分の在り方を見つめ直し、より健全な人間関係を築くためにもうってつけです。

今や人口の大半がスマホやPC、タブレットといったデジタルデバイスを所有している時代です。これら便利な機器、そして大量の情報にいつでもアクセスできるインターネットの存在は、文化的な生活を営む上で欠かせないものと言えるでしょう。

その一方で、蓄積されるストレスや疲労もやはり無視できません。デジタルデバイスに没頭しすぎれば、眼精疲労やスマホ首といった体の不調から、依存症、睡眠障害、情報過多シンドローム(過剰な情報にさらされることで生じる抑うつ状態)といった脳機能の不調まで、様々な弊害を招くリスクがあります。デジタルデトックスは、こうした心身の不調を予防・改善する有効な手段として今注目を集めています。

デジタルデトックスのメリット

デジタルデトックスを行うことで、身体面・精神面に次のようなメリットが期待できます。

■身体面のメリットは……
眼精疲労による頭痛・肩こり・目のかすみ等の軽減/スマホ首・猫背・腰痛等の予防・改善/脳過労による集中力・記憶力・意欲等の低下の改善/オーバーフロー認知症の予防・改善/睡眠の質の向上 など
■精神面のメリットは……
ネット依存・スマホ依存の予防・改善/SNS疲れや心理的ストレスから開放される/趣味や自分磨きのため自由に使える時間が増える/一つのことに集中しやすくなり、頭がスッキリする など

こんな人にオススメ!

デジタルデトックスの主旨は、便利な機器やインターネットを否定しようというものではありません。むしろデジタルデバイスをより健康的に安全に使いこなすために一定の期間だけ距離を置いて付き合い方を見直してみよう、という取り組みです。具体的には、次のような方に役立つでしょう。

  1. ●眼精疲労や肩こり、不眠に悩んでいる
  2. ●他のことに時間を使いたいのに、スマホを見るのをやめられない
  3. ●手元にいつもスマホがないと落ち着かない
  4. ●仕事中もSNSやゲームのことが気になって仕方ない
  5. ●SNSやネットの情報を見ると、落ち込みや自責の念を感じる

こうした悩みを抱え「このままではいけない」と感じている方は、意外と多いもの。次の項を参考に、気軽なデジタルデトックスにチャレンジしてみましょう!

今すぐ簡単!デジタルデトックス実践法

誰にでも簡単にチャレンジできる「デジタルデトックス実践法」をご紹介します。一つだけでも、いくつか組み合わせてもOKです。

(1)「○○するとき」デトックス
通勤中や食事中、友達と会っている間など、「これをしている最中はスマホに触らない」と決めて実践してみましょう。
(2)「○時~○時まで」デトックス
たとえば「平日の朝9時~12時」「休日の朝9時~夕方5時」など、自分で時間を決めて「スマホやタブレットを触らないこと」を徹底してみましょう。毎日や毎週ではなく、この日だけ、この曜日だけ……と決めると気軽にチャレンジできます。
(3)デトックス散歩 or ショッピング
スマホを持たずに外出してみましょう。15分程度の散歩から、数時間のウィンドウショッピングまで、時間や程度は自由です。時刻を確認するために腕時計をつけていくと、安心感が得られます。
(4)24時間/48時間デトックス
休日を利用して、24時間~48時間のデジタルデトックスに挑戦してみましょう。完全に触らないと決めても良いですし、「仕事のメールなど必要なものはOK」といったマイルールを決めても問題ありません。

チャレンジ成功のポイントは?

デジタルデトックスを成功させるには、メリットを知っておくことと、「空いた時間で何をするか」を決めておくことがポイントになります。空いた時間を持て余してしまうと、かえってスマホに触りたくなってしまうので、読書や勉強、料理や手芸といった趣味、散歩、ワークアウトなど、デトックス中に行うことをあらかじめ決めておきましょう。