季節性喘息とは、特定の季節に症状が悪化する喘息のことです。朝晩の冷え込みや乾燥が気になる秋は、喘息の症状が悪化する方が多いもの。ブタクサやヨモギといった秋特有の花粉は、アレルギー反応による気道の炎症を引き起こしやすくさせます。さらに、秋はダニやカビが繁殖しやすい時期でもあり、これらも喘息の原因になります。
季節性喘息が悪化すると、身体にもさまざまな悪影響が現れます。まず日中の咳や痰の発作が続くと全身に負担がかかり、慢性的な疲労を感じやすくなります。また、呼吸がしづらくなることで睡眠の質が落ちるため、蓄積された疲労や気管のダメージを回復できず、翌日また体調が悪くなる……という悪循環にも陥りやすいでしょう。慢性的な喘息症状が続けば、肺の機能が低下し、深刻な呼吸器の問題につながるリスクもあります。
秋の喘息を予防するには、まずアレルゲンとの接触を減らすことが大切です。外出する際はマスクを着用して花粉やホコリを防ぎましょう。また、帰宅後はすぐに服を着替えて、身体に付いたアレルゲンを取り除くことを心がけてください。室内環境の整備も大切です。空気清浄機を使ったり、こまめに換気を行ったりすることで、室内のアレルゲンをできるだけ減らしましょう。また、湿度が下がると気道が乾燥しやすくなるので、加湿器を使って適度な湿度を保つことも大切です。
毎年秋に症状が悪化する場合は、早めに医師の診察を受けましょう。秋が来る前に適切な治療を受けることで、喘息の症状を抑えることができるケースもあります。また、温かい飲み物を飲み、冷たいものを避けることも気道の保護に役立ちます。さらに、ストレスも喘息の悪化につながるため、こまめに休息をとり、ストレスを上手に解消して、リラックスする時間を作るよう意識していきましょう。
出典/明治安田生命保険相互会社