マンガンは、健康な生活を送るために不可欠な必須ミネラルの1つです。骨の形成やエネルギー代謝のサポートのほか、細胞の老化防止にも寄与しています。
マンガンは、体内にごく微量に含まれるミネラル(微量元素)の一種です。主な働きとしては、骨の健康維持、糖や脂質の代謝、抗酸化作用などに寄与しています。
骨の健康維持においては、カルシウムの吸収をサポートし、とくに骨密度の維持に貢献します。成長期の子どもや高齢者の骨粗しょう症予防にも重要な栄養素といえるでしょう。エネルギー代謝においては、炭水化物、脂質、たんぱく質をエネルギーに変換するための酵素の働きをサポートし、日常生活で必要なエネルギーを効率的に生成します。
さらにマンガンは、抗酸化酵素の重要な構成成分として「活性酸素」と呼ばれる有害物質を無害化し、細胞を酸化ストレスから守ります。この抗酸化作用は、老化防止や慢性疾患の予防に役立ちます。
マンガンは体内で微量しか必要とされず、過剰に摂取すると神経系に悪影響を及ぼす可能性があるため、適切な摂取量を守ることが大切です。通常の食生活による不足や過剰摂取のリスクはほとんどありませんが、サプリなどから摂取する際は注意が必要です。
厚生労働省『日本人の食事摂取基準』(2020年版)によると、マンガンの食事摂取基準量は、18歳以上の男性で4.0mg/日、18歳以上の女性で3.5mg/日(妊婦・授乳婦も同じ)と定められています。またマンガンの耐容上限量は、18歳以上の男女とも11mg/日と定められています。
マンガンは、全粒穀物(玄米、オートミールなど)、ナッツ類(アーモンド、くるみ、ピーナッツなど)、大豆・大豆製品(豆腐、納豆、豆乳など)、茶葉(緑茶など)、魚介類(干しエビ、あさり、しじみなど)に豊富に含まれています。
出典/明治安田生命保険相互会社