Monthly Health Report (2025.11)

今知りたい 季節の健康コラム

関節リウマチ

冷え込みを感じる季節には、「手がこわばる」「関節がギクシャクする」といった声をよく耳にします。血流や神経の働きは気温差や気圧の変化に影響を受けるため、この時期には関節に違和感を覚える人が増えるもの。ただし、中には単なる不調ではなく「関節リウマチ」のサインが含まれているかもしれません。

関節リウマチは、身体の免疫システムが誤って自分の関節を攻撃してしまうことで痛みや違和感が生じる、慢性的な炎症性疾患です。症状は比較的ゆっくり進行するため、最初は「風邪かな?」「年のせいかな?」と見逃してしまうことも少なくありません。

関節リウマチの代表的な初期症状は、「朝のこわばり」です。朝起きたときに手や指が動かしづらく、その状態が数十分以上続くようなら注意が必要です。また、関節の腫れや痛みといった症状が、左右対称に出ることも特徴です。発症の原因ははっきりしていませんが、遺伝的な要因にくわえ、喫煙やストレス、女性ホルモンの変化、ウイルス感染などが関係していると考えられています。とくに30~50代の女性に多く見られますが、男性や他の年代の人も発症リスクがありますので、油断は禁物です。自己免疫疾患の一つに分類され、放置すると関節が破壊され、変形につながることもありますので、早めに医療機関を受診しましょう。

関節リウマチ治療のポイントは「早期発見・早期治療」です。近年は、飲み薬や注射薬など治療の選択肢も広がっており、適切な対応によって症状の進行を抑えられます。

日常では、冷えが関節リウマチを悪化させる引き金にもなるため、手首やひざなど関節部位を温めることを意識しましょう。また、ウォーキングやストレッチなど軽い運動習慣もおすすめです。食事では、青魚に含まれるオメガ3脂肪酸や、野菜・果物のビタミン類を積極的にとると良いでしょう。