タウリンは、牡蠣やタコ、イカなどの魚介類に多く含まれる、アミノ酸に似た物質です。肝臓の働きを向上させ、健康に関わる様々な機能を補助しています。
タウリンは、脳や心臓、筋肉など、人体のあらゆる細胞内に存在している成分です。主な働きとしては、肝臓機能の強化が挙げられます。タウリンは胆汁(消化液)の生成を行うために必須の成分であるほか、筋肉疲労の原因となる老廃物の排出も促進しており、これらの働きにより「疲労回復効果に役立つ成分」として栄養ドリンクなどにも活用されています。
また、タウリンが胆汁を生成する際にはコレステロールを消費するため、血中コレステロール値の低下、動脈硬化や高血圧など生活習慣病の予防にも役立ちます。さらに、タウリンはアルコールや化学物質の分解・解毒をする役割も担っており、二日酔いの予防にも効果が期待できます。
タウリンが不足すると、肝機能が低下し疲れやすくなるほか、筋肉の収縮力が衰えてむくみが発生する場合があります。また、生活習慣病のリスク上昇、消化吸収機能の低下、目の網膜の機能低下といった症状も現れやすくなります。
厚生労働省『日本人の食事摂取基準』(2020年版)では、タウリンの摂取目安量についてはとくに定められていません。タウリンは体内でも生成できますが、生成量は少ないため、食事からの摂取も大切です。余剰分は尿や便とともに排出されるため、過剰摂取の心配は不要とされています。
タウリンをとくに豊富に含むのは、牡蠣、しじみ、あさり、ホタテ、イカ、タコなどの魚介類です。また、甲殻類、肉類、乳製品にも含まれています。タウリンは水溶性で水に溶けだしやすいため、鍋料理や煮込み料理など、煮汁やスープも一緒に食べられる調理法がオススメです。
出典/明治安田生命保険相互会社