謝罪の言葉といえば「ごめん」ですが、それを逆さにして2回重ねた「めんごめんご」というフレーズを聞いたことはあるでしょうか? これは職場や学校でちょっとしたミスをしたときなどに、親しみを込めて謝罪するのにぴったりのフレーズで、昭和を代表するコメディアンの1人・井上順さんがテレビで使ったことからお茶の間に広がりました。
この言葉が流行した1970~80年代の日本は、高度経済成長を経てバブル経済に向かう最中でした。バラエティ番組など、新たなエンタメが盛り上がりを見せ始めていたこの時代、人々は仕事や家事の合間にテレビの前で一息つける時間を楽しみにしていました。軽やかで親しみやすい「めんごめんご」というフレーズは、そうした時代の空気の中で生まれたのです。
近年、時を経てこの言葉がアニメやドラマで登場し、若い世代にも知られることとなりました。その軽やかさや親しみやすさは、時代を超えても色褪せることなく、今も私たちの心にほんのりとした温かさを与えてくれます。