Monthly Health Report (2024.12)

暮らしの栄養素メモ

ジンゲロール

ジンゲロールは、生のショウガに含まれる辛味成分です。免疫機能の向上に役立つほか、抗酸化作用、抗炎症作用、代謝促進といった健康効果を持っています。

ジンゲロールの働きと特徴

ジンゲロールは、生のショウガに含まれる辛味成分の一種で、強い殺菌効果を持っています。お寿司に添えるガリは生のショウガを加工したもので、ジンゲロールをたっぷり含んでいますが、これは昔の人が食中毒を予防するために編み出した工夫の1つでしょう。

ジンゲロールには、さまざまな健康効果も期待できます。とくに血行促進効果は大きく、これは寒い季節に気になりがちな冷え性の改善につながります。また、代謝促進効果や、コレステロール値の低減効果も確認されており、ダイエットや生活習慣病の予防にも役立ちます。

さらに、ジンゲロールには抗炎症作用もあり、体内の炎症を抑えて関節痛や頭痛を緩和してくれる役割も期待できます。また、強い抗酸化作用によるアンチエイジング効果や、消化を助けて胃腸の調子を整える働きにも注目が集まっています。

ジンゲロールの摂取目安量

厚生労働省『日本人の食事摂取基準』(2020年版)によれば、ジンゲロールの摂取目安量はとくに定められていません。一般的に、健康効果の目安としては1日あたり約1~2gのショウガ(生の状態なら1~2cm程度の薄切り)が適度とされます。ただし、過剰摂取は胃腸の不調を引き起こすことがあるため、自身にとっての適量を守ることが大切です。

ジンゲロールを多く含む食品

ジンゲロールは、生のショウガに含まれています。加熱や乾燥で「ショウガオール」という別の成分に変化するため、ジンゲロールを積極的に摂りたい場合は薄切りやガリなどを生食するか、食べる直前にすり下ろすと良いでしょう。ただし、ショウガオールに変化した後も身体を温める効果は変わらないので、冷え性改善のために摂取するのであれば、生姜茶や生姜湯、生姜焼きなど、調理に取り入れることもおすすめです。