「部長、次の企画書こんな感じでどうでしょう?」「うん、いいね。バッチグー!」……なんて会話、近頃とんと聞かなくなりましたね。今この文章を読んで懐かしさを感じた人も結構いるのではないでしょうか。
「バッチグー」とは、日本語の「バッチリ」と英語の「GOOD」を掛け合わせた造語です。1990年代にTV番組で森口博子さんが口にしたことをきっかけに、じわじわと世間に広まり全国的な流行語となりました。バッチリ+GOODという褒め言葉の頂点のようなワードでありながら、イイネ!と同じくらいの軽い相づちとして使えます。また、自然と声に出したくなる響きのよさも魅力的です。
2008年に流行語大賞を受賞した、エド・はるみさんの「グ~!」というギャグも、バッチグーの派生ワードといえるでしょう。GOODを「グー」とカタカナ発音に変換して取り入れてしまうあたりには、日本語の応用力……いえ、包容力すら感じさせます。使うだけでパッと場が明るくなるような、なんともチャーミングな言葉です。