タンニンは、柿やぶどう、茶葉、コーヒー豆などに含まれるポリフェノールの一種です。独特の渋味を形成している成分であり、さまざまな健康作用を持ちます。
タンニンとは、植物に含まれる天然ポリフェノールの一種です。ポリフェノールの多くは強い抗酸化作用を持ちますが、タンニンもやはりその嬉しい特徴を備えています。タンニンが健康に与える影響は、主に次のようなものです。
厚生労働省『日本人の食事摂取基準』(2020年版)によると、タンニンの摂取目安量はとくに定められていません。通常の食生活での欠乏は心配ありませんが、過剰摂取すると便秘や胃石といった不調の原因となることがあります。一般的に、柿であれば1日に1~2個までが適量の目安です。
タンニンは、柿(とくに渋柿)、茶葉(紅茶、緑茶、ほうじ茶、烏龍茶など)、コーヒーなどに豊富に含まれています。また、ぶどうの皮・種・茎部分にも多く含まれるため、赤ワインもタンニンが豊富な食品の一つです。
出典/明治安田生命保険相互会社