Monthly Health Report (2024.05)

あの日あのとき… なつかしの流行語

ランバダ

「ランバダ」という言葉を聞くと、懐かしい音楽とセクシーなダンスを同時に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ランバダは、1990年代に世界中で大流行した曲とダンスの名前です。南米生まれのランバダは、平成初期の日本に原曲の形で上陸したのち、石井明美さんによるカバーが発表されると一気にブームに火が付きました。

「ランバダ」の語源は、ポルトガル語の「ムチを打つ」、もしくはラテン語の「腰」に由来しているといわれます。アップテンポの曲に合わせた情熱的なダンスは、男女のペアで踊るのが基本。その振り付けのなかには腰を密着させるパフォーマンスが含まれており、「過激すぎる」という理由からランバダを禁止するディスコまでありました。

ランバダはその後も世界中で長く愛され続け、2010年代にも海外の有名アーティストがカバーして話題になるなどしています。熱狂的なブームは去りましたが、今でもそのメロディは人々の記憶に深く刻まれ、新たなインスピレーションを生み出し続けているようです。