Monthly Health Report (2024.10)

暮らしの栄養素メモ

イソフラボン

イソフラボンは、大豆に豊富なポリフェノールの一種です。女性ホルモンに似た働きを持ち、更年期障害の症状緩和や骨粗しょう症の予防などに役立ちます。

イソフラボンの働きと特徴

イソフラボンは、大豆やその加工製品に多く含まれるポリフェノールの一種で、とくに女性の健康に関連する効能で知られています。イソフラボンの主な働きは次のとおりです。

■更年期障害の緩和
イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをすることから、ホットフラッシュ(突然の発汗やほてり)、不眠、イライラなどの更年期症状を軽減する効果が期待できます。
■骨粗しょう症の予防
とくに女性は、加齢にともなうエストロゲンの減少に伴い、骨密度が低下しやすくなります。イソフラボンが体内でエストロゲンに似た働きをすることにより、骨からカルシウムが溶け出すことを防ぎ、骨密度を維持する効果があります。
■健康的なメンタルの維持
エストロゲンは、脳内でセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の働きをサポートしています。イソフラボンも同様の働きをするため、メンタルの安定や集中力の維持に役立ちます。

他にも、抗酸化作用による美肌効果やアンチエイジング効果、心疾患や動脈硬化の予防、ホルモン性のがんのリスクの低減、脱毛予防といった効果が期待できます。

イソフラボンの摂取目安量

厚生労働省『日本人の食事摂取基準』(2020年版)によれば、イソフラボンの摂取目安量はとくに定められていません。一般的には1日40~50mg(豆腐1/2丁程度)を目安に毎日摂取すると良いとされています。なお、通常の食事による過剰摂取のリスクは低いですが、サプリメントで摂取している場合は注意が必要です。

イソフラボンを多く含む食品

イソフラボンは、大豆とその加工製品(豆乳、豆腐、納豆、味噌、醤油、煮豆、おから、きな粉、湯葉など)に多く含まれています。