Monthly Health Report (2025.05)

今知りたい 季節の健康コラム

5月の紫外線対策

春から初夏へと移り変わる5月は、紫外線量が急増する時期でもあります。とくに、UVA(紫外線A波)の影響が強く、深刻な肌トラブルの原因になることも……。リスクを知って、正しく対策していきましょう。

紫外線にはUVAとUVBの2種類があります。紫外線の約9割を占めるUVAは、波長が長いため皮膚の奥深くまで届き、肌の弾力を保つ成分を破壊してシワやたるみを引き起こします。5月はUVAの量が1年で最も増加する時期であり、曇りの日や窓越しの室内でも影響を受けやすくなるため注意が必要です。もう一方のUVBはエネルギーが強く、短時間で肌を赤く炎症させるサンバーン(日焼け)を引き起こします。UVBの量は真夏より少ないものの、5月には増え始めています。

紫外線の影響は肌だけでなく、目にも及びます。紫外線が当たると角膜がダメージを受けて炎症を起こすことがあり、重症化すると視力低下の原因にもなり得ます。また、紫外線は免疫機能にも影響を与え、長期間にわたって過剰に紫外線を浴びると皮膚がんのリスクが高まることも報告されています。

紫外線対策の基本となるのは、日焼け止めの使用です。5月だからと油断せず、外出時や窓際で作業する際は、適量を塗布して肌を守りましょう。また、UVカット効果のある帽子やサングラスを活用し、直接紫外線を浴びる時間を減らすのも有効です。UVAは窓ガラスを通過するため、UVカット加工が施されたカーテンや窓ガラス用フィルムも役立ちます。

食事では、抗酸化作用のあるビタミン類を含む食品を積極的に摂取しましょう。柑橘類やナッツ類、緑黄色野菜を食事に取り入れるほか、肌のターンオーバーを促進するタンパク質や亜鉛を含む食品も肌トラブルの予防に役立ちます。