Monthly Health Report (2025.11)

あの日あのとき… なつかしの流行語

バタンキュー

戦後から1980年代にかけて使われていた、「バタンキュー」。これは、疲れ果ててそのまま眠ってしまう様子を表す言葉で、今で言う「寝落ち」や「爆睡」と同じようなニュアンスがあります。最近ではあまり耳にしませんが、どこか懐かしく、思わず笑みがこぼれるような響きがありますね。

バタンキューの由来は諸説あります。その中でもよく知られているのが、オノマトペ(擬音語)の組み合わせ説。「バタンと倒れて、キューと気絶するように眠る」という音の響きから生まれた説が有力です。言葉そのものは戦後まもなく誕生しましたが、その頃からバブル期にかけて長く使われていたのは、世情を反映してのことかもしれません。がむしゃらに働き、帰宅して着替える間もなく、そのままソファに倒れ込むようにして寝てしまう。そんな日常のひとコマを、深刻すぎず、ちょっと笑いを交えて伝えるにはピッタリの響きだったのでしょう。

現代でも、「今日はもうバタンキューだよ」なんて言われたら、ついクスッとしてしまいそうです。