Monthly Health Report (2026.02)

あの日あのとき… なつかしの流行語

ポケベル

かつて、数字が並ぶだけの小さな画面に、言葉以上の思いを託していた時代がありました。数字を見るだけで心が動く、そんな素敵な体験を生んでいたのが「ポケベル」です。

ポケベルとは「ポケットベル」の略で、電話機のボタンを押して送った信号(主に数字)を受け取るためのツールです。携帯電話のような双方向のやり取りはできないものの、安価で小さく持ち歩きやすいという利点がありました。ポケベルで送受信するメッセージには数字の語呂合わせが用いられ、「14106(アイシテル)」「0840(オハヨウ)」「4649(ヨロシク)」などの文字列は当時の若者にとっておなじみの組み合わせでした。

ポケベルのサービスが開始されたのは1968年ですが、一般に広まったのは1980~90年代のこと。当時は、学校の帰り道に公衆電話へ並ぶ学生の姿を見るのが常でした。社会現象になったポケベルは、2019年に一般向けサービスを終了。現在は、電波が届きにくい工場や病院などの現場で、防災・緊急連絡用に使用されています。