「ヤンエグ」という言葉を聞くと、バブル経済真っただ中の華やかな時代を思い出す方も多いのではないでしょうか?「ヤンエグ」とは「ヤング・エグゼクティブ」の略で、高収入を得ている若手の管理職やエリート社員を指します。これは1980年代後半から1990年代初頭にかけて流行した言葉で、若くして成功を収めたビジネスマンを示すフレーズとして一般的に用いられていました。バブル期特有の高揚感と大量消費のトレンドの中、スーツをビシッと着こなしてブランド品を持ち歩き、高級車を乗り回す彼らの姿は、「身近な幸せ」の象徴として羨望の的となっていました。
当時の日本は、空前の好景気。不動産や株式市場の高騰により、人々の消費行動が積極化していくさなかでしたが、その背景には「見栄を張るための消費」という負の側面もありました。
バブル崩壊後、「ヤンエグ」という言葉は次第に使われなくなり、現在ではほとんど耳にしません。しかし当時の若者たちの価値観を示す一端として、多くの人の記憶に残っています。