Monthly Health Report (2026.01)

今知りたい 季節の健康コラム

冬の腰痛

冬になると腰周りの痛みを強く感じる方が増えます。寒さや冷えは血流を低下させ、筋肉を硬くさせます。冷えた筋肉は伸び縮みしにくい状態になるため、日常の小さな動きでも負荷がかかりやすく、痛みにつながることがあるのです。

また、寒さで自律神経が乱れると、身体を緊張させる交感神経が優位になりがちです。すると筋肉が休みにくくなり、痛みが悪化しやすくなります。冬に見られる腰周りの症状としては、重だるさやしびれ、動き始めのつらさなどが代表的です。無理をすると、ぎっくり腰のような急性の痛みが生じることもあり、症状が長引いてしまいます。

日常の腰痛対策として意識したいのは、「温める」「動かす」「姿勢を整える」の3つです。まずは「温める」対策として、入浴で全身をじっくり温めること、腹巻きやカイロを活用すること、足首を冷やさないこと、といった工夫が有効です。とくに、湯船にゆっくり浸かる時間は、血行を改善し、こわばった筋肉をゆるめる助けになります。カイロは、肌に直接貼り付けてしまうと低温やけどの危険があるため、衣類の上から使うようにしましょう。

次に、こまめに身体を「動かす」習慣づくりが大切です。デスクワークや立ち仕事などの場合はとくに、長時間同じ姿勢にならないよう意識しましょう。1時間に1回は「立ちあがって背すじを軽く伸ばす」といった小さな動きを意識して、腰への負担を減らします。朝に簡単なストレッチを取り入れる、昼間の温かい時間帯に無理のない程度に散歩する、といった習慣も、筋肉の伸縮性を保つ助けになります。

「姿勢を整えること」も重要です。寒さで無意識に肩をすくめていたり、猫背になったりしていませんか? こうした姿勢は、腰にも負担がかかります。座り方やスマートフォンを見る角度などを意識し、姿勢を整えていきましょう。